言語講師として長年教えていると、
どうしても葛藤の一つになることがあります。
今日はちょっとだけ耳の痛いお話を…
小学生を育てる私自身にも痛いお話です。
むしろ自分への語りかけです。
言語を習得するためには、
その言語に「浸りきる」ことが必要であり、
そうすることで初めて「習得」できます。
「習得」というのは、
相手が言うことを聞いて何となくわかる、
ということではなく、
言語の知識をもって、
それを使って意思表示と意思疎通ができる。
さらに
社会活動で必須となる自己主張と、交渉ができる。
ということだと考えます。
そして、週に１時間、
月に４時間だけ日本語を聞いていて
日本語が流暢になる赤ちゃんがいないように、
子どもも大人も、それだけの量では到底「習得」まではできません。
数年興味を持って続けていれば、
「ざっくり理解する」までは、
いけると思います。
自発的な「発話」までは難しく、
何年経っても、初心者レベルが続くかもしれません。
超人的に言語能力が秀でている方を除いて、
このペースでは
「自由に話せる」までにはなりません。
「習い事として英語を週に１回、決して安くはない月謝を払っているのに、他の習い事に比べて成長度合いが遅いのではないか？？」
「習い始めてもう１年経つのに、うちの子はいつになったら話し始めるの？」
＊私が言語の分野にいなければ、こう感じるだろうと思います
この気持ち、よくわかります。
でも、言語の習得って、月に数時間では圧倒的に足りないんです。
毎日の習慣化のみです。
スキーの仕方・ピアノの弾き方の説明書を読んで、いきなり滑れるように・弾けるようにならないのと似ていて、
コツコツ、毎日の実践と失敗の積み重ねなくして、
「習得」はあり得ません。
過去のブログでも触れていますが、
第二言語習得理論では、研究結果をもとにこれは明らかになっており
私は言語習得黄金期のお子様たちをお預かりする身で、歯がゆく感じることがあります。
決して責めているのではありません！
自分たちがどうやって日常的にサポートできるかと感じます。
完全英語環境にいるのに楽しめるのは、当たり前のことではありません。
小さな子どもたちが、レモネードに来て色々な気持ちを感じて、楽しみながら戦いながら、成長していっているのが、間近でみてよくわかります。
だからこそ、レモネードにいるときは思いっきり楽しんでほしい。
日本に住みながらにして得られる貴重な英語環境を、
不安な気持ちだけでなく、発表の場、活躍の場として、のびのびと笑って、一緒に学んでいってほしい。
しかしそのためには、レモネードにいない時にも、英語環境が必要なんです。
子どもの成長は早い（早すぎる！）
Time really flies! 時間は飛ぶように過ぎる！
ぜひともおうちでも、英語をしよう♩
１日５分からでも良い！
最初の一歩は誰にでもある。
そしてその一歩が、一番難しい！
継続だって難しいけれど、
始めることさえしなかったら
もったいない。
子どもは、言語能力すさまじいんです！
まずは始めやすい一歩として
推奨アプリをダウンロード
携帯のオートメーション機能や
Amazon Alexaを使って
英語の歌のタイマー自動再生。
（次の投稿で説明しています）
今の時代、少しずつの工夫で英語環境を作ることができます。
レモネード厳選の、優秀なアプリ・教材を、
メンバー用サイトの「おうち英語リソース」にまとめていますので、ぜひチェックしてみてね。
＊パスワードがわからなくなったらいつでもLINEでご連絡ください
そして、
英語はお金をかけるより、時間をかけて
ほしいです。
アプリの課金を重ねる前に、
高額教材を購入する前に、
レモネードがおすすめする無料教材を、まずは試してみてほしい
レモネード文庫（英語の本の貸し出し）のご利用もうれしいです！
どの教材がお子様に響くかわかりません。
でもきっと見つかるはず！
見つからなければ、いつでもご相談ください。
（有料教材も、もちろん良いものがたくさんあります）
また、お子様が朝目覚めて夜眠りにつくまで、
おうちで使える英語表現集をまとめています。
（過去に作成したものがインスタにありますが、PDF一つにまとめる時間をください）
表現集はたくさん出回っていますから、レモネードを待たずにそちらもご参考に。
私たちに出会ってくださったからには、
やっぱり英語を使えるようになってほしい！
私も会社勤めでフルタイム子育てしていたので、
平日のカオスはよく理解しているつもりです。
だからこその「遠慮」もあります。
家庭によって、英語熱だって、さまざまですし。
それに、
大体18時や19時に帰宅して、
子どもが寝るべき21時ごろまでに、
どんだけやることあんだ！？？
ですよね。
迎えに行って、
やっとの思いで帰宅して、
ご飯作って
食べさせ、
お風呂に入れて、
宿題は終わってるか
明日の準備は…
え、図工のためのお菓子の箱が要る？
この申込みの締切り明日？
連絡帳チェックして
歯磨きさせて
読み聞かせもしないと
日本語も英語もか
ラズキッズ？やる時間ない
公文の宿題１日５枚？！
レモネードからまた長文のメール？！
ようやくベッドで寝かせて
気づいたら自分も寝てしまう
時間なんてまったく無いですよね。
ふと、子どもの顔、正面から見たっけ今日？
ゆっくり話す時間さえない平日…。
状況がわかるからこそ、
おうちでも英語しましょう♩
って言いにくいです。
だけれど、それでも
英語への背中を押し続けることが
私たちができることなのかなと思います。
お子様にとって、親ではない第三者の私たちが、
あっけらかんと背中を押し続ける。
レッスンは楽しく学びに溢れたものを用意し続ける。
それこそが、それだけが、できることなのかな。
ならば、遠慮しないで全力で提供し続けよう！
それで、取り入れられるものを、各家庭で取り入れてくださればうれしい。
というところにあらためて落ち着きました。
おかあさん、おとうさんには、笑顔でいてほしいです。
英語より何より、最も大事なのは親子関係です。
英語しよう！と毎回声かけなくても、
数ヶ月もしたら「習慣化」できるよう
背中、押したいと思いますので
笑顔でいられる範囲内で、いきましょう！
子どもが小さいのも、もう数年の間だけです。
長くなりましたが、そんなわけで、
これからさらに
おうち英語全力応援
します。
お子様、ご家庭、それぞれの想いがあると思いますので、いつでも気軽にお話しできればと思います。
過去最長を誇るブログになりました。
いつも、読了ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いいたします！
Lemonade English School
Saori
