先日、英検®️S -CBTについての座談会*をおこないました。
実際に受験したレモネード生と保護者様をゲストに、生の声を伺い、とても充実したセッションになりました。参加者は6人、年長さんから小学3年生のお子さんの保護者様です。
* 座談会は、通常、サタデークラスの後に不定期で開催しています。テーマは様々! 過去には「イギリスと日本の子育て環境」「子どもの栄養」「生活習慣ルーティン」などについてカジュアルに情報交換しました。
英検®️「S -CBT」とは
[S]peaking – [C]omputer- [B]ased [T]esting の略で
○ Speaking (従来型でいう「面接」の部分)を含む試験を、
○ コンピュータ上で、
○ 1日で完結することができる
試験形式です。
従来は、毎年 大体6月・10月・1月に実施され、3級以上に関しては、筆記とリスニングは1次試験、1次試験に合格したら数週間後に2次試験のスピーキング(面接)に進むという形式のみでした。
しかし2021年にS-CBTが導入され、コロナ禍を経て、ここ最近特に注目されるようになっています。資格認定や、問題の内容・難易度は、従来型と同じです。ではどのような違いがあるのか? 以下にまとめました。
従来式と
どこがどう違う?
メリット・デメリットは?
低年齢の子の受験
検討ポイントとは?
従来型との違い
- 【対象級】
- 3級・準2級・2級*・準1級・1級
- *先日9月29日発表の「2025年度開始予定の、準2級と2級の間の新設級」も今後ここに含まれると考えられます
- 【試験日程】
- 1次試験、2次試験と2日間に分けず、1日ですべての試験日程が終了し合否決定
- 年3回ではなく原則 毎週末 実施
- 【会場】
- 大阪府下の試験会場は、天王寺・難波・梅田・堺・枚方
- 【試験方式】
- コンピュータ上での受験のため、マウス操作により画面上で解答
- ライティングは手書きとタイピングから選択可能
- スピーキングは吹き込み式
- 【その他の違い】
- 各検定期間(4月~7月)、(8月~11月)、(12月~3月)に同じ級を2回まで、英検(従来型)とあわせると最大3回まで受験可能 *受験料は都度かかります
S-CBTのメリット・デメリット
- 【メリット】
- 試験日程が1日で完結する
- 特に本会場の場合、会場が郊外になり交通の便も良くないことがある。試験当日に(しかも早朝開始の場合)馴染みのない場所を調べて行って、緊張の中、時間内に会場に到着するのはそれだけでもストレスになりうる
- 正式な合否速報が出るまで約1ヶ月(従来型は約2ヶ月)
- マウス操作に慣れていれば、マークシートの塗り間違い・塗りつぶしに気を遣うことがない
- タイピングに慣れていれば、手書き文字の判別の難解さに気を遣うことがない
- 試験日程が1日で完結する
- 【デメリット】
- 試験日程が1日で完結する(してしまう)ため、従来型の1次試験と2次試験を同時に対策する必要がある。
- 従来型の場合、1次試験合格速報の後、数週間後に2次試験(面接)があるため、まずは1次試験対策に集中し、1次試験後に、面接のみに焦点を当てて準備することができる。
- マウス操作に慣れていることが大前提となる。
- 試験日程が1日で完結する(してしまう)ため、従来型の1次試験と2次試験を同時に対策する必要がある。
次回は、実際にS-CBT受験をした
小学1年生の生徒さんの体験談をご紹介します。